「四」の成り立ち — 横棒4本から、息の形を借りた字へ
この記事でわかること
- 「四」はどんな成り立ちの漢字ですか?
- 象形文字です。ものの形をそのまま描いた字にあたります。
- 「四」は何年生で習いますか?
- 小学1年生で習います。
- 「四」の画数と読み方は?
- 5画です。音読みはシ、訓読みはよ・よ(つ)・よっ(つ)・よん。
| 学年 | 小学1年生(1年生の漢字一覧) |
|---|---|
| 画数 | 5画 |
| 音読み | シ |
| 訓読み | よ・よ(つ)・よっ(つ)・よん |
| 成り立ち | 象形 — ものの形をそのまま描いた字 |
横棒4本から今の形へ変わった歴史
大昔の中国では、「一」「二」「三」と同じように、横棒を4本並べた文字で数を表していました。しかし、横棒が4本並ぶと「三」と見分けがつきにくく、読み間違いやすかったとされています。
そこで、口から息が吹き出る様子を表した漢字の音を借りて、数字の「よっつ」を表すようになりました。このように、発音が同じ別の漢字を借りて意味を表す方法を「仮借(かしゃ)」と呼びます。見間違いを防ぐために別の形を借りたことが、今の「四」という字の始まりといわれています。
書き順のポイント
「四」は全部で5画の漢字です。外側の枠を先に作ってしまいたくなりますが、最後に下を閉じるのが大切な規則です。
1画目に左の縦棒を引き、2画目は上から右へ曲がって折れます。そのあと、枠の中に「ノ」のような左払いを3画目、右側の曲がりを4画目として書きます。最後に5画目で下の横棒を引き、枠の底を閉じます。中の2画を書いてから最後に下を閉じるという順序を意識すると、形が整いやすくなります。
「口」ではなく「くにがまえ」の仲間
「四」の外側は「口(くち)」に似ていますが、漢字の部首としては「くにがまえ」に分類されます。何かを四方から囲む形を表す部首です。
「四」の中にある2本の線は、口から両側に分かれて出る息の筋を表したという説や、数を分ける様子を表したという説など諸説あります。中の2画は上の線につけて書き始め、下の線にはつけないと、文字がすっきりと見えます。
日常の言葉の中でいろいろな読みに親しむ
「四」は、小学校1年生で習う漢字の中でも、読み方がいくつもある字です。「四日(よっか)」「四つ(よっつ)」「四人(よにん)」「四月(しがつ)」など、後ろに続く言葉によって読みが変化します。
子どもが読み分けに迷ったときは、無理に暗記させようとせず、身の回りの言葉で声に出してみるのがおすすめです。カレンダーを見ながら「今日は四日だね」「四月は何の季節かな」と話しかけるなど、日常の会話を通して自然な読み方を耳から覚えると、覚えやすくなります。