子
1年生象形

「子」の成り立ち — 両手を広げた赤ん坊の姿から

この記事でわかること

「子」はどんな成り立ちの漢字ですか?
象形文字です。ものの形をそのまま描いた字にあたります。
「子」は何年生で習いますか?
小学1年生で習います。
「子」の画数と読み方は?
3画です。音読みはシ・ス、訓読みはこ。
学年小学1年生(1年生の漢字一覧)
画数3画
音読みシ・ス
訓読みこ
成り立ち象形 — ものの形をそのまま描いた字

赤ん坊の姿をそのまま写し取った漢字

古代の文字を見ると、「子」は頭が大きく、ふっくらとした両手を左右に広げた姿として描かれています。足の部分はまだ立って歩けないため、産着に包まれて1本にまとまっているように見えます。

このように、生まれたばかりの赤ん坊の姿をそのまま写し取った象形文字として「子」は生まれました。

書き順のポイント

全3画
アプリ「まいにち漢字」と同じ書き順データを使っています。

「子」は3画のとてもシンプルな漢字ですが、バランスをとるのが意外と難しい字です。特に気をつけたいのが、1画目と2画目の筆の運びです。

1画目は横に引いてから左下へ向かって折れ曲がります。続く2画目は、縦にすっと下ろしながら少し丸みを持たせ、最後をしっかり左上へはねます。

気をつけたいのは、1画目を折れ目で離さずに一筆で書くことです。ここでペンを離すと4画になってしまいます。2画目は角張らせず、なめらかに下ろしてはねる感覚をつかみましょう。

3画目の横線は、左右にしっかり長さを出して引くと、全体が安定した形に仕上がります。

「子」から広がる漢字の仲間たち

「子」は単独で使われるだけでなく、ほかの漢字の一部(部首)としても数多く使われています。

たとえば、「学」という字の下の部分には「子」が入っています。また、「字」という漢字も、屋根の下で子どもが大切に育てられる様子から生まれたという説があります。

部首としての「子」には、「子ども」や「育てる」という意味が込められていることがあります。漢字の中に「子」を見つけたら、どんな意味のつながりがあるのか想像してみると面白い発見があります。

おうちの方へ

低学年の子どもにとって、曲げてから跳ねる動きは手の動きをコントロールする練習になります。

うまく形が整わないときは、マス目の紙にいきなり書くのではなく、1画目の折れと2画目のはねを一緒に指でなぞる練習がおすすめです。空中に大きく書く「空書き」もよいでしょう。

「赤ん坊の頭と手、そして体なんだよ」と成り立ちを話しながら練習すると、文字への興味も自然と深まります。